この記事では、11日のハーメネイー師の演説を各国のメディアがどう取り上げたかを見ていきます。
ロイター通信「イラン最高指導者:シリアの政権崩壊は米・イスラエルの計画」
ロイター通信は「ハーメネイー師はアサド政権の崩壊について、米・イスラエル、そしてシリアの近隣国を名指しせずに挙げ、これらの国が仕組んだ計画であったことを示す証拠を有していると語った」と報じました。
その上で、「NATO加盟国でもあるトルコは度重なる越境攻撃でシリア北部を配下に置き、2011年の内戦勃発以降、一貫して反アサド勢力を支援してきた」としました。
また、AP通信も同様に報じました。
AFP通信「イラン最高指導者:イランはより強くなる」
AFP通信は、「抵抗の意味を知らない者たちが、抵抗勢力が弱まった、イランは弱体化するなどと夢想しているが、イランは強くあり、さらに強くなるだろう」としたハーメネイー師の発言を取り上げました。
英メディアはどう報じたか?
英スカイニュースやインディペンデント紙も、アサド政権崩壊を米・イスラエルの計画によるものだとしたハーメネイー師の発言を取り上げました。
インディペンデント紙はこの中で、イスラエルがシリア領480カ所以上を爆撃していることに触れました。
またガーディアン紙は、ハーメネイー師が名前を挙げなかった「シリアの近隣国」をトルコだとしました。