(ABNA24.com) ローハーニー大統領が、キルギスでの上海協力機構(SCO)首脳会議の傍ら、中国、ロシア、アフガニスタンの首脳と会談しました。
キルギスを2日間の日程で訪問中のローハーニー大統領は、上海協力機構首脳会議で演説することに加え、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、アフガニスタンのガニー大統領と個別に会談し、両国共通の関心事、地域・国際問題について意見交換を行いました。
ローハーニー大統領は、プーチン大統領と14日金曜に会談し、地域の安全保障の確立や、テロとの戦いに向けたイランとロシアの協力拡大を強調しました。
また、中国の習近平国家主席との会談では、イランと中国は戦略的関係にあるとし、「アメリカがイラン、中国および他の国々にかける圧力は、アジアと世界全体の支配を目的としている」と指摘、「イラン国民は外的な圧力に対し揺らぐどころか、より団結し、より抵抗する」と語りました。
一方の習国家主席もまた、中国とイランの戦略的関係を強調し、「アメリカがイラン核合意から一方的に離脱したことが、中東地域で緊張が高まっている最も重要な要因だ」と述べました。
ローハーニー大統領は、キルギスの首都ビシュケクで開催された上海協力機構会議の後、タジキスタンのエマモリ・ラフモン大統領の招待による第5回アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)への出席と演説のため、14日金曜午後、タジキスタンの首都ドゥシャンベに向かいました。
イラン、カザフスタン、アフガニスタン、パキスタン、韓国、中国、ロシア、インド、パレスチナ、モンゴル、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン、アゼルバイジャーン、およびタイがアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)の加盟国です。



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