国際NGO「世界宗教者平和会議」などの共催で、中東の宗教指導者らが参加した国際会議が12、13日に東京であり、「中東地域の宗教指導者は、暴力的宗教過激主義に立ち向かう」とする声明が採択された。
今回の会議は、今月の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)を前に、G7の主要課題でもある「暴力的過激主義」への対応を論じることなどが目的だ。イスラム教シーア派、スンニ派の有力指導者が一堂に会した。また各国大使ら60人以上も出席し、日本からは岸田文雄外相らが参加した。
閉会後の記者会見で、スンニ派の権威とされるアブドラ・ビンバイヤ師は、過激派組織ダーイシュについて、「ダーイシュはイスラム教を正しく踏襲していない。中東の誰しもにとって招かれざる客だ」と批判した。シーア派の有力指導者アヤトラであるイランのアフマド・モバレキ師も「ダーイシュがイスラムだと信じている若者がいるが、スンニ派もシーア派も暴力は認めていない。真のイスラムの教えを発信し、ダーイシュの支持を減らしていく」と話した。