31 8月 2025 - 08:34
Source: Parstoday
欧州3カ国にイランへの対抗ルールを命じているのは誰か?

バガーイー・イラン外務省報道官が「失効した対イラン決議を復活させたという英独仏の行動は、JCPOA包括的共同行動計画(通称・対イラン核合意)に違反した側の命令に従ったものだ」と語りました。

JCPOA締約国である欧州3カ国(いわゆる欧州トロイカとされるイギリス、フランス、ドイツ)は今月28日、国連安全保障理事会に対し、対イラン制裁の再発動を可能にするスナップバックメカニズムを発動するよう公式に「通知」しました。JCPOA内の責務を履行していない欧州3カ国は、「今後30日以内に制裁再発動のプロセスを阻止できる核合意についてイラン側と交渉する用意がある」と表明しています。

【ParsTodayイラン国際】イルナー通信によりますと、エスマーイール・バガーイー報道官は29日金曜、「X」メッセージを投稿し、「協議当事国」としての欧州3カ国の独立性と「信頼性」に疑問を呈し、以下のように述べています;

「失効した国連安保理の対イラン決議の復活を狙うこれら欧州3カ国の動きは、権力で正義を生み出し『重大な違反者』がゲームのルールを決定し押し付ける、という法規範にそった国際体制における『信頼できる交渉相手』という概念を解釈したものといえる」

バガーイー報道官はさらに「失効した対イラン安保理決議の復活手続きの開始という英独仏の決定は、法的義務によるものでも、合理的判断に基づくものでもなく、マルコ・ルビオ米国務長官が今月28日のプレスリリースで認めたように、2025年2月4日付の大統領覚書第2号に基づくトランプ米国大統領の指示に基づくものである。JCPOAの非締約国はJCPOAの最大の違反者かつ破壊者であり、2018年に一方的にJCPOAから離脱したことで、今日に至るまで一連の望ましくない事態を引き起こしている」としています。

また、バガーイー報道官はメッセージの中で、ホワイトハウスで行われた欧州首脳とドナルド・トランプ米大統領との最近の会談の様子を撮影した以下の画像を添付しました。多くの政治専門家の見解では、この画像は欧州首脳らに対するトランプ氏の軽蔑的な扱いを示している、とされています。

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