この記事では、世界におけるイスラム恐怖症の原因とその目的に関するハーメネイー師の立場を検証していきます。
イスラム恐怖症の原因とその目的について、ハーメネイー師はどう考えているのか?
イスラム革命最高指導者たるハーメネイー師は、現政権関係者やイランに駐在するイスラム諸国の大使らとの会談で、次のように述べました;
「パレスチナ国内の闘争が高まっている原因は何なのか、という点に真に注目する必要がある。それはイスラム化への傾向に他ならない。ある時からパレスチナの闘争家らの間でイスラム化の傾向が生まれ、今日までこの傾向が日増しに高まり続け、パレスチナ人らの闘争におけるこのような形での前進が生じ、確立した。成功の要因はイスラムであり、敵はこれを悟っている。だから御覧のように、彼らは世界中でイスラム恐怖症に陥っている。もっとも、このようなイスラム恐怖症はどこにも行き着くことはない」
イスラムは、現代の抑圧的な物質文明の侵略を阻止できる
ハーメネイー師はこの会合で、さらに次のように付け加えました;
「1979年に革命運動による現在のイスラム共和制のイランが樹立した後、イスラムの敵、そして人類社会の敵は、この運動の源泉であり、世界の重要な地域に拠点を持つ勢力に対して戦うことを考えた。それは何だったのか?まさにそれはイスラムだった。今日、彼らはイスラムと戦っている。それはなぜかと言えば、イスラムが社会発展や人類の運動、才能の出現の源泉であり、また精神・物質的に共通する文明が同時出現する源泉だからである。また、イスラムが現代の抑圧的な物質文明の侵略を阻止しうることも理由の1つだ。それゆえに、彼らはイスラムに歯向かい戦っている。今日、これらの敵意の根源はアメリカとシオニズムの手中にある。彼らはイスラムが自分たちの欲望をそぎ傲慢さを抑制するがゆえに、イスラムに反対している。だから、彼らは事実上イスラムに反対しているのだ」
敵は純粋なる真のイスラムを恐れる
この点に関して、ハーメネイー師はイラン・イスラム共和国軍士官学校の第8回卒業式で次のように述べました;
「今日、世界の著名な芸術企業が行っている重要な基本的任務の一つは、人々をイスラムから乖離させることである。それはなぜか?もしイスラムが世界の併呑を狙う者の利益を脅かしていなければ、このような反応は見られなかっただろう。イスラムとイスラム政権という名の下に複数の集団が結成され、精錬・武装化され、支援され、人々の命に落とし込まれ、そして彼らによって国々が不安に陥っているという事実は、イスラムのメッセージの影響力を物語るものだ。彼らは真のイスラム、純粋なイスラムを恐れている」
イスラム恐怖症に対するイスラム教徒の責務とは何か?
その一方でハーメネイー師は、国際聖コーラン競技会の参加者らとの会合で次のように語っています;
「御覧の通り今日、西洋世界、植民地主義者の機関が資金を投じ、イスラム恐怖症を企てている。彼らはイスラムの聖典コーランを焼却し、預言者の聖なる名を侮辱し、風刺画を描き、著作を著し、ヨーロッパの主要都市でイスラム教徒に対する民衆的行動を煽っている。これが意味するのはイスラム恐怖症である。では、ここでムスリムたるイスラム教徒の責務とは何か?ムスリムは自らの力の源泉に立ち返り、日々、自らの内に権威と能力の要素を高める必要がある。権威の最も重要な要素の一つは、この団結と見解の一致である」
Your Comment