トム・バラック米国特使率いる同国代表団は今月26日、レバノン政府に対し同国のイスラム抵抗組織ヒズボッラーの武装解除を迫るという、シオニスト政権イスラエルの要求の押し付け及び圧力行使の延長として、レバノン首都ベイルートを訪問し、同国の三権の長らと個別に会談しました。この訪問の一部は、侮辱行為となりました。多くの政治専門家によれば、この侮辱行為はある意味で、西側諸国の歪んだイメージに由来するものだとされています。トム・バラック米国特使は、今回の訪問でレバノン大統領府を訪れた際、侮辱行為に訴え、「動物的」という言葉を使って立ち去ろうとしました。バラック特使は取材を希望した記者に対し、「この場が混乱し始め、動物的になった瞬間、我々は去る」と述べました。
ヒズボッラーは、レバノン大統領官邸で同国の報道陣を侮辱したとして、特にトム・バラック特使を筆頭とするアメリカ代表団を批判していました。ヒズボッラーは「アメリカがレバノン人ジャーナリストを前にしての脅迫や傲慢ぶりは想定外ではない。レバノン当局は直ちにアメリカ大使を召喚し、叱責すべきだ」と表明しています。
メフル通信によりますと、トム・バラック特使はオンライン会話の中で、自身の暴言を正当化する理由として、「私は『動物』という言葉を悪い意味で、あるいは侮辱的な意味で使ったわけではない。私が言いたかったのは、『我々はもう少し待って落ち着くことはできないのか?そう、我々は文明人であるべきだ!』ということだ」と主張しました。
また「メディアの職務を遂行中における、私の行動は不適切だった。この状況が複雑で困難なものだったことを、私は誰よりもよく理解している。ジャーナリストらにとって意思決定者と話す機会ができることは稀である。彼らはその人物が私だと思ったのだ。私はもっと辛抱強く行動すべきだった」とコメントしています。
この点に関して、レバノンのメディア関係者は米国代表がとった粗暴で無礼な態度を非難し、「トム・バラック特使がベイルートで現地のジャーナリストに話しかけたのと同じように、アメリカの政府高官が首都ワシントンでジャーナリストに話しかけることができるのか?」と疑問を呈しました。
レバノン人ジャーナリストの1人、ヨラ・ヤクビアン氏はバラック特使の侮辱発言に対し、「これらの侮辱発言により、レバノンの報道機関やメディア関係者の地位を貶めるものではなく、むしろ西側外交のイメージがいかに崩壊し、敬意と外交的コミュニケーションの最も基本的なルールから逸脱しているかが露呈した」と述べています。
さらに、別のレバノン人ジャーナリスト、イナス・カリマ氏は、「バラック氏は、レバノン最高責任者の演説台からわが国のジャーナリストに文明と都会の暮らし方について教訓を与え、『この場が混乱し始め、動物的になった瞬間、自分たちは去る』と脅した。レバノン当局の屈辱的な沈黙の中で、米国特使が我が国のジャーナリストをいかに侮辱したかは御覧の通りだ」と語りました。
カリマ氏はまたレバノン当局者に対し、「政府当局者たる諸氏は、ご自身や同国人に侮辱と屈辱を与えるアメリカの行為に対しも言葉を飲み込み、沈黙を守るしかないほどに屈服しているのか?レバノン当局者諸氏は『トム・バラック』特使に正式な謝罪を強いるべきだ。さもなければこの状況はあなた方のスローガンの崩壊、そしてあなた方の屈辱と従属を露呈する証拠として残り続けることになる」とコメントしています。
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