【ParsToday西アジア】シオニスト政権イスラエルの犯罪者としての一面は、2023年10月7日に「アクサーの嵐」作戦が開始されたことにより、世界中の人々の目により明瞭になり、このことは同政権がパレスチナ人に対して取る多くの政策の失敗に拍車をかけることとなりました。
著名なイスラエル人アナリストであるベン・キャスピット氏は、イスラエル紙マーアリヴに寄せたコラムにおいて、イスラエル政権の崩壊が近づいていることを認めながら、「イスラエル瓦解の問題は今日、再び取り上げられているが、このことはすでに、イスラエルの敵から見れば実現可能な事柄となっている」としました。
続けて、「『この場所はもはや次世代を育てるのに適した地ではない』と考えるイスラエル人は多く、日に日に増加している。彼らはこの頃、現在のイスラエルは自分たちの親の世代が76年前に樹立したイスラエルとは大きく違うものになっていると考えるようになり、それを大声で強調している」と説明しました。
その上で、パレスチナに移住したシオニストやユダヤ人の間の「この土地は自分たちのものではない」という認識について、さまざまな面から検証しました。
また、イスラエル政権のネタニヤフ首相に非難を向けながら、「確かに言えるのは、イスラエルを人質に取っている行商人(=ネタニヤフ首相)が約束したような決定的勝利を我々が手にしたとしても、すでにガザのハマス指導者であるヤヒヤ・シンワール氏を、イスラエルの力に史上最も痛烈な打撃を与え、イスラエル諜報機関を出し抜き、イスラエル軍のアキレス腱を攻撃して圧倒し、イスラエル政権の悪夢を現実のものとしたことから、アイユーブ朝建国者のサラーフ・アッディーンの新バージョンに変えてしまったということだ」としました。
そして、「ガザのハマス指導者は、瓦解しつつあるイスラエル社会を注視し、そのあらゆる瞬間を楽しんでいる。彼はこれまでになく時機が自分にとって有利に動いていると感じており、自分の名前がパレスチナの歴史に永遠に刻まれるであろうことをよく分かっている」と指摘しました。
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