28 12月 2023 - 15:15
同胞の死に沈黙しイスラエルを支持するクリスチャン・シオニスト

ガザはシオニスト政権イスラエルによる虐殺が続く中でのクリスマスを終えました。イスラエル軍による攻撃では、ガザに住むキリスト教徒も多数が犠牲になっています。しかし、その現状を無視し、なおもイスラエルを支持し続ける勢力がいます。それが彼らと同じキリスト教徒を名乗る「クリスチャン・シオニスト」という存在です。

キリスト教関連のニュースを扱う「クリスチャン・トゥデイ」によると、今月16日、ガザ地区唯一のカトリック教会である「聖家族教会」の敷地内で、キリスト教徒の女性2人がイスラエル兵による狙撃を受け死亡、ほか7人が負傷しました。

また、教会敷地内にある修道院もイスラエル軍によるロケット弾攻撃を受け、修道院唯一の電力源である発電機と燃料タンクが破壊されたということです。この修道院には障害者54人が居住していましたが、この攻撃により住む場所を失いました。

同教会を管轄するラテン典礼エルサレム総大司教庁は声明を発表し、「2人は交戦者のいない小教区の敷地内で冷酷に撃たれた。教会全体がクリスマスを控える中、なぜこのような攻撃が行われたのか、理解に苦しむ」とイスラエル軍の行動を批判しました。これに対し、イスラエル軍は「教会敷地内にロケット弾発射機が存在する」などと主張しています。

この日は、ガザ地区YMCAの建物もイスラエル軍による攻撃を受け、6人が死亡しました。世界YMCA同盟は事件をうけ、「一般市民に対するこの恐ろしい攻撃を強く非難し、イスラエル政府に対して無差別暴力行為をやめるよう求める」とする抗議声明を出しました。

聖家族教会とガザYMCAはいずれも大勢の一般市民の避難場所となっていました。「ハマスだけを攻撃対象としている」とするイスラエルの嘘がまたしても証明されたことになります。

カトリックの慈善団体「エイド・トゥ・ザ・チャーチ・イン・ニード」(ACN)によると、イスラエル軍によるガザ地区のキリスト教徒の殺害はこの2件が初めてではなく、今月12日の時点ですでに22人のキリスト教徒が死亡していました。このうち17人は10月19日に聖ポルフィリウス教会に避難していたところ、イスラエル軍による空爆で死亡しました。ほか5人は医療機関のまひで治療が受けられなかったことで死亡したということです。

10月7日にガザ戦争が始まって以降、日本国内外の様々なキリスト教団体が停戦を求める声明を出してきました。そのほとんどが、ハマス・イスラエル双方を批判し、停戦を求めるという内容です。しかし、そうした双方に自制を求めることすらせず、むしろイスラエルによる攻撃継続を強く支持し続ける「キリスト教徒」がいます。それがクリスチャン・シオニストです。

都内にある教会「カルバリーチャペル・ロゴス東京」の牧師を務める明石清正氏(@AkashiKiyomasa)は、SNS上での活動が活発な日本人クリスチャン・シオニストのひとりです。最近は、駐日イスラエル大使のコーヘン氏とも個人的に面会し、シオニスト政権への支持を伝えています。