友好的な関係の構築
ウバイデは言った。「私はイマームバーキル(AS)と共に居りました。駕籠(*本文下参照)に乗る際、まず私が乗りそれから彼が乗りました。私たちは向かい合って座り、彼は私に『サラーム(平安あれ)』と挨拶し最近会っていなかったかのように私の機嫌を伺って握手をしてくださいました。
駕籠から降りる際には私の前に降りて、私が後から降りると再び『サラーム(平安あれ)』と挨拶し、最近会っていなかったかのように私の機嫌を伺ってくださいました。
私はこう言いました。
「預言者の息子よ、あなたは私たちの人々がしないような事をなされます。このようなことは1回でも十分なほどです。」
彼は応えて言いました。
「会話の報奨を知らないのか?
2人の信者が出会った際に握手をすれば、木から木の葉が落ちるように2人の罪が落ちる。
そして神は彼らを、彼らが分かれる時まで留意される。」
統治に関する尋問
アブー ハーリド カーブリーは言った。
「私はイマーム バーキル(AS)の家に行きました。イマームが私を朝食に招かれたので私は彼と共に朝食をとりました。彼の食事はそれはそれは清く消化の良いもので、私がそれまで食べたこのないようなものでした。
食事を終えると、イマームは私に尋ねました。『ハーリドよ、この食事はどうであったか?』
私は応えて言いました。『このように清く、消化の良い食事を見たことがありませんでした。それから神の本のこの節を思い起こしました。“審判の日には、すべての恩恵についてが尋問される“』
イマームは言われた。『それにはあなたたちの持つ真理の信仰(イマームたちによる統治)が含まれる(これもまた恩恵として問われることになるを忘れてはならない)。』
シーアの人々に食物を与えること
イマーム バーキル(AS)の弟子の一人にサディールという名の者がいて彼は言った。
イマーム バーキル(AS)は私に仰いました。「サディールよ!あなたは毎日一人の奴隷を解放しているか?」
私は答えた。「いいえ」
イマームは仰った「毎月ではどうか?(奴隷を一人解放すること)」
私は答えた。「いいえ」
イマームは仰った「毎年ではどうか?(奴隷を一人解放すること)」
私は答えた。「いいえ」
イマームは仰った「アッラーに讃えあれ。私たちのシーアの人々の一人の手を取り、自分の家に連れて行き、その者が満腹になるまで食事を与えるか?神に誓って言う。こうすることは奴隷を一人解放することよりも優れている。」
イマーム バーキル(AS)ののナヒー アズ ムンカル(悪を禁じること)
アブー バスィールは言った。
クーファである女性にクルアーンを読誦していた。1度だけ彼女に冗談を言いました。
暫くして、イマーム バーキル(AS)にお目にかかった時、イマームは私を非難叱責してこう言った「他に人気(ひとけ)のないところで罪を犯す者を神は親切にされない。あの女性に何を言ったのか?」恥ずかしくて頭を下げ、悔悟した。
イマーム バーキル(AS)は仰った。「神の禁じられた女性*との冗談を繰り返してはならない!」
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*神の禁じられた女性:自分の係累以外の女性

駕籠:自動車がなかった時代の乗り物(タクシー)で、人を乗せて人や四足動物がそれを運んだ。