15 9月 2025 - 23:21
Source: Parstoday
イラン最高指導者の見解:「イスラエルは抵抗戦線の能力について誤算」

イラン・イスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師が「シオニスト政権イスラエルは、地域の抵抗戦線が持つ能力に関して誤りを犯した」と語りました。

 イラン最高指導者の情報サイトKHAMENEI.IRによりますと、ハーメネイー師はイランイスラム共和国の建国者・故ホメイニー師の逝去35周年記念する式典において、抵抗戦線について次のように述べています;

「シオニストが牛耳るイスラエル政権は、大抵抗戦線の能力について誤算し分析を誤った。今日、我々の地域には『抵抗戦線』と呼ばれる大戦線が存在しており、この戦線は多大な能力を有する。シオニスト政権はこの真実の理解を誤り、過誤を引き起こした。シオニスト政権は、次々と敗北が降りかかる袋小路へと自らを陥れた。神の恵みと力により、この回廊から脱出する道は見つからないだろう。今日、イスラエルは世界の人々の目の前で徐々に崩壊し、終焉を迎えつつある。世界の人々は、この現実を目の当たりにしている。もっとも、彼らはプロパガンダではあれこれを語っているが、これが現実だ。彼ら自身もそれを知っており、このことは世界の多くの政治家はもちろん、多くの諸国民も、そしてパレスチナ国民も知るところである」
 

イスラエルは抵抗勢力に対抗できない

一方、ハーメネイー師は14日日曜、パレスチナ・イスラム聖戦運動のズィアド・ナハレ事務局長およびその随行代表団との会談で「シオニスト政権が、あらゆる軍事装備と世界の抑圧的な勢力からの支援を得てパレスチナの女性や子供たちを殺戮しているという事実は、この政権が抵抗勢力に対抗し打ち負かすことができないことを物語っている。神の恩寵により、あなた方はガザ市民の最終的な勝利を目のあたりにするだろう」と述べました。
 

すべてのイスラム諸国はパレスチナ人を支援しなければならない

また、様々な階層のイラン国民との会合において「パレスチナ問題の解決策とは何か? 解決策は勇気ある抵抗と不屈の精神である。パレスチナ国民、パレスチナの各勢力、そしてパレスチナの各組織は、自らの自己献身的かつ、神の道における聖なる戦いを通して、シオニストという敵とアメリカの勢力範囲を狭める必要がある。これが唯一の道であり、イスラム世界全体が彼らを支援すべきであるとともに、すべてのイスラム諸国がパレスチナ人を支援し守る必要がある。これが解決策である」とコメントしています。
 

西アジアにおける抵抗戦線の存在は最重要事項の一つ

この点に関して、ハーメネイー師はイランの春の新年・ノウルーズにおける様々な階層の同国民に向けた演説の中で次のように語っています;

「ガザ戦争というこの出来事は、抵抗戦線形成の正当性を示した。中には『なぜ西アジアに抵抗戦線が必要だったのか』と疑問を呈する人もいた。この地域における抵抗戦線の存在は最も重要な事項の一つであり、この抵抗戦線は日々強化されるべきものであることが示された。この地域で良心に目覚めた人々が、70年以上も続くシオニストの抑圧を見せつけられ、抵抗について考えるのは至極当然である。抵抗戦線の形成は、パレスチナの人々とパレスチナ支援者に対するシオニスト犯罪者による、この恒常的かつ継続的な抑圧に立ち向かうことが目的である」

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