10 7月 2016 - 07:16
 イラク軍 ISから北部の空軍基地を奪還

イラク軍は、過激派組織ダーイシュ(IS)が支配していた北部の空軍基地を奪還したと発表し、この基地を使ってISが最大の拠点とするモスルに空爆を行うなどして、攻勢を強めることにしています。

イラク軍は、過激派組織ISが2年以上にわたって支配を続けてきた中部の都市ファルージャの奪還に成功したあと、イラクでのISの最大拠点となっているモスルの奪還に向けて、およそ60キロ南の町カイヤラに戦力を集中させてきました。
アバディ首相は9日、カイヤラにあるイラク軍の空軍基地をISから奪い返したと発表し、「ISをファルージャから砂漠へと追いやったように、モスルからもISを追い出す」と述べ、モスル奪還に向けて攻勢を強める考えを強調しました。
カイヤラの市街地からも、ISの戦闘員がモスル方面に撤退を始めているということで、今後は奪還した空軍基地を使ってモスルへの空爆を行うことになります。
イラクでISは、今月3日に首都バグダッドでおよそ300人が犠牲になる爆弾テロを起こしたのに続き、7日には中部でイスラム教シーア派の霊びょうを襲撃して30人以上を殺害するなど、劣勢に立たされている中でテロ攻撃を強めています。
イラク政府は、ISに対する軍事作戦の成果を強調することで、テロ対策を怠ったとする批判をかわすねらいもあるものとみられます。