トルコでイマモール・イスタンブール市長が逮捕された数日後、ベアボック外相はこの事件に関して自身の「X」のアカウントにメッセージを投稿し、「エクレム・イマモール氏らに対するトルコ政府の行動を考えると、同国がEU加盟プロセスを継続するという約束はますます不合理に思える」としています。パールストゥデイがイルナー通信の報道として伝えたところによりますと、ベアボック外相は「政敵を逮捕拘束したり法廷に召喚したりすべきではない」と述べ、「自国の将来が欧州にあると考える国では、法の支配が適用されなければならない」と指摘しました。
また、「EUとトルコの共同協力は、トルコが近代において民主主義に向けて歩んできた道を歩み続けることにかかっている」との見方を示し、「特に世界が地政学的に不安定な状況にある現代においてこの協力を継続するには、トルコが民主的で、この国に法の支配および、強力な市民社会が存在する必要がある」と語っています。
トルコでの最近の抗議活動は、エルドアン現トルコ大統領の主なライバルであるエクレム・イマモール氏の身柄拘束を受けて、今月19日夜に始まりました。
トルコ最大野党であるCHP共和人民党は、イマモール氏の逮捕を政治的な動きだとして非難しています。
イマモール氏の逮捕を受けて、トルコの街中では広範囲にわたる抗議活動が発生しました。なお、トルコのアリ・エリカヤ内務大臣は今月24日、イマモール・イスタンブール市長の逮捕に対する抗議活動が始まって以来、1133人が逮捕されたことを明らかにしています。
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