アラーグチー外相は29日、イランを訪問したグランドバーグ国連イエメン問題担当特使と会談し、「米国は地域の真の不安定要因はイスラエルによるパレスチナ占領と虐殺であると理解すべきだ。米国はイエメンを空爆し、罪のない民間人を殺しておきながら、地域の安定を謳うことはできない」と述べました。
その上で、米・イスラエルが公然と国連憲章や国際法を踏みにじっているにもかかわらず、国連安保理が行動を起こせずにいることを批判し、「早急な対応が求められる」としました。
これに対しグランドバーグ特使は、イランがイエメン問題の解決に向けた国連の取り組みを支持していることに謝意を表明しました。
また、先日訪問したベルギー・ブリュッセルでEU高官とイエメン問題について協議したことを明かし、「イエメンの平和と安定はイエメン国民のみならず地域全体にとって必要だ。国連はこの目標達成に向けて全力を注いでいく」と語りました。
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