23 3月 2020 - 12:39
視点;イラン最高指導者の指摘 米による新型肺炎ウイルス製造疑惑

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、新型コロナウイルスが世界規模で感染拡大を続ける中でアメリカがイランに支援提供を申し入れたことについて、米国自身がウイルス製造者とされる強い不審が存在することを理由に拒否しました。

(ABNA24.com) ハーメネイー師は22日日曜、イランの伝統的な春の新年ノウルーズ及びイスラムの預言者ムハンマドの召命日にちなみ、テレビ中継を通じて国民に講話を行いました。米当局がイランに対する医療・医薬品関連支援を申し入れていることに関して、「第一に、国人身が新型コロナウイルス予防のための医薬品や機材の深刻な不足に直面していること、第2に米自身が新型コロナウイルスを製造した疑いがもたれていること、ゆえに聡明な人間のうち、いったい誰がそのような国からの支援を受け入れようと思うであろうか」と強調しました。

また、「米体制責任者は虚言者、かつテロリストである」と指摘し、「自分は、米国を絶対に信用しない。それは、彼らがイラン国内でさらにウイルスを拡散させる、あるいは国内に強い影響を及ぼすような医薬品を送ることをしかねないからだ」と述べました。

中国、そしてイランや各国で新型コロナウイルスの感染が拡大し、米国がこのウイルス製造に関与しているとの報道がなされ、続いて中国の責任者らが、米国がこのウイルスを製造し拡散させたとして非難しました。

米疾病予防対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド所長は、「新型コロナウイルスは、米保健衛生当局により究明されている。故に、そのウイルスの発生源は中国ではない」と発言しています。

この表明の後、中国外務省報道官は「米軍が中国・武漢市に新型コロナウイルスを持ち込んだ可能性がある」としました。こうした論争が提起されたことを受け、イランの受動防衛機構は最近、専門会合を開催し、新型コロナウイルスの流行が意図的なものである可能性について協議しました。

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