ABNA24 : アミールアブドッラーヒヤーン外相は、バーゲリーキャニー外務次官の欧州訪問について自身のツイッターで言及し、「全ての関係国が自身の責務に戻ることは、今後の前進に重要な基本である」としました。
そして、「バーゲリーキャニー外務次官は、欧州3カ国との核合意や互いの関係をめぐる協議のために訪欧し、これまでにフランス・ドイツの関係者とこれらについて話し合った」と続けました。
アメリカの核合意復帰および核合意復活を目的とした協議は、これまで6回にわたりウィーンにて、この合意の残留6カ国により実施されてきました。
この協議における対立の焦点の1つは、アメリカがトランプ前政権の核合意離脱後に行使した対イラン制裁の大部分の存続を主張していることにあります。
さらに、バイデン現米政権はアメリカの今後の政権が核合意から再離脱しないことは保証できない、と表明しています。
トランプ前米大統領は2018年5月8日、一方的かつ違法に核合意から離脱し、いわゆる「最大限の圧力行使」と称する政策を展開してきました。
イランは責任を受容する国としてこれまでに何度も、「核合意に違反したのがアメリカ側であることから、各種制裁を解除し合意に復帰すべきはアメリカであり、さらにアメリカの責務履行状況は検証確認される必要がある」と表明しています。
もっとも、イラン側はアメリカの核合意復帰に固執しない、あるいは、これを決して急がないと強調しています。
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