ハラル認証は、イスラム教で禁じられた食材が使われていないかなど、各国の機関が厳しく確認する仕組み。原材料だけでなく、製造過程や調理器具についても厳しい決まりがある。
同社は従来、豚肉や酒をソースに使用しているが、ハラル対応には魚介エキスを代用する。広島のお好み焼きは野菜や豚肉、麺などを重ねて焼くのが特徴で、豚肉の代わりとする鶏肉やラム肉にも合う味付けにした。
今月11日、商品開発の一環として、広島大でイスラム教徒の留学生らを招き、「ハラル対応のお好み焼きを食べる会」を開いた。アフガニスタンからの留学生、ワフダチュラ・カパルワクさん(28)は「初めて食べたが、こんなにおいしいとは思わなかった」と驚いた様子で話した。
同社はアジア圏で販売量を増やそうと、4月にイスラム教徒の多いマレーシアに新工場を設立した。ハラル認証を取得し、現地の飲食店に使用してもらおうとしている。
広島市を昨年訪れた外国人観光客数は100万人を超え、イスラム圏からも徐々に増えている。しかし、同社によると、市内でハラルに対応するお好み焼き屋は聞いたことがないという。
お好み焼きの普及を目指す一般財団法人「お好み焼アカデミー」(広島市)の担当者は「イスラム教の人たちが安心して食べられるお好み焼き店が増えるきっかけになれば」と話している。
画像は、ハラル認証を目指し開発中のソースでお好み焼きを食べる広島大の留学生=広島県東広島市
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