18 10月 2025 - 21:37
Source: Parstoday
イラン最高指導者の表明|「経済において我々が強くなれば、制裁は無意味になる」

イラン・イスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師が「経済において我々が強くなれば、制裁はもはや無意味となり、且つ無駄な作業となるだろう」と語りました。

イラン最高指導者の情報サイトKHAMENEI.IRによりますと、ハーメネイー師は2016年6月16日、専門家会議議長およびそのメンバーらとの会合において、「経済においては、我々が強くなれば制裁はもはや無意味かつ、無駄なものとなるだろう。我々が国内で経済力を獲得できれば、彼ら(相手方、敵)が自ら我々に経済関係を乞うようになるだろう。彼らは制裁を課してこないばかりか、我々が制裁を課せば、『制裁を止めよ』と言ってくるだろう。これが物事の本質である」と述べています。

今日、1つの国民の威信が強まる

ハーメネイー師はまた2016年3月10日、専門家会議議長およびそのメンバーらとの会合において、「数十年間にわたるわが国の経験は、我々が自らを強化し、強くなるべきであることを示している。知識や政治、経済、学術、そして文化の面で強くなる必要がある。強くなれば、自然と威信も得られる。今日、世界における1つの国民の威信とは、まさにこのことにある」と強調しました。

敵はイランの権威に反対

この点に関して、ハーメネイー師は2017年10月18日、学術分野のイランの若手エリートらとの会合で次のように語りました;

「敵はわが国の権威に反対している。イランにいかなる要素や権威の源泉があろうと、敵はそれに反対する。我々は敵に対抗しつつも、イラン国内の権力的要素の強化に努めねばならない。一つは、諸君が学んでいる学問であり、それはまさに戦場であり、国の力の源泉である。2つ目は防衛力であり、ミサイル問題や、一連の喧騒を引き起こしているこれらの言葉の問題である。この防衛力は日々強化されなければならない。もっとも、それは実現している。彼らをものともせず、それは日々強化されるだろう。そして、3つ目は経済力であり、経済力に焦点を当てる必要がある。経済力は、あれこれに依存することでは達成できない。我々の経済は、あくまでも内発的なものでなければならない。それはつまり、その政策が発表され追求されるべき抵抗経済である」

強力な経済により国家的威信、国家の安全保障、そして国家の権威が得られる

こうした中、ハーメネイー師は2017年3月21日、イラン北東部の聖地マシュハドにあるシーア派8代目イマーム・レザー聖廟の巡礼者と住民らを前に、次のように述べました;

「我々は、イランと我々の国民のために何を望むのか?国家と国民をどこへ導きたいのか?我々はイラン国民の安全保障、国家の尊厳、公衆衛生、公共の福祉、あらゆる面での進歩発展、世界の覇権主義勢力からの独立、才能の開花を望むとともに、依存症や腐敗といった社会的害悪からの解放と救済を求めている。これらこそは我々が物質的な問題において追求し、望んでいるものである。これらの物が国内で確保される時に、国民は安らぎを得るだろう。では、これらはどのようにして達成できるのか?国家的威信、国家の安全保障、国家の権威、そしてあらゆる面での進歩発展はどのようにして達成されうるのか?私は、これらは強力な経済なしには達成できないと断言する。我々に必要なのは強力な経済、強力な生産、そして強力な運営であり、しかも他国に依存しない強く、安全で、自立した経済である」

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