ペゼシュキヤーン大統領は15日月曜、カタール首都ドーハに対するイスラエルの攻撃をめぐるOICイスラム協力機構、およびLASアラブ連盟の緊急首脳会議への出席のためカタールへ出発する前に「シオニスト政権は自らのために一切の枠組みも認めず、米国の支援を受けてカタール、レバノン、イラク、イラン、イエメンを含む多くのイスラム諸国を攻撃してきた。この政権は好き勝手放題に行動しており、残念ながら米国や欧州諸国もこれらの行動を支持している」と述べています。
また「イスラエル政権はガザ地区で大量虐殺に手を染め、女性、子供、老人を殉教に至らしめているが、誠に遺憾ながら西側諸国はシオニストが牛耳るこのアパルトヘイト政権を幇助、肩入れしてこうした行為を合法化している」としました。
さらに、OICとLASの緊急首脳会合の成果に期待を示すとともに、「イスラム諸国はシオニスト政権の行動に対抗すべく結束と団結を強化し、この占領政権の犯罪が国際的・法的な場で追及されるよう努めるべきだ。イスラム諸国は互いに団結し、経済、文化、社会分野における実際的な措置を通じて対イスラエル関係を断絶せねばならない」と述べています。
イルナー通信によりますと、現地時間の今月9日夜、イスラエルの航空機がカタールの領空を侵犯し、同国の首都ドーハ・カタラ地区で、ハリル・アル・ハイヤ氏率いるパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの高官代表団の会合会場を爆撃しました。
この事件を受けてドーハでは14日日曜、イスラム協力機構外相会合が開催され、イランからはアラーグチー外相も出席し、シオニスト政権によるカタール軍事侵略についての議論が行われました。なお、この会合は15日月曜にペゼシュキヤーン大統領も出席して開催されるアラブ・イスラム首脳会合の前哨戦となっています。
342/
Your Comment