28 6月 2016 - 06:41
キリスト教徒集落で8件の自爆テロ IS関与か

レバノン北東部カアで27日、早朝と夜に計8件の自爆テロがあり、少なくとも5人が死亡、数十人が負傷した。ロイター通信が報じた。カアはシリア国境から約8キロにあるキリスト教徒の集落。犯行声明は出ていないが、国境付近で活動する過激派組織「ダーイシュ」(IS)が関与した疑いがある。

ロイター通信などによると、27日午前4時ごろ、カアを通過しようとした武装集団と住民らとの間で銃撃戦になった。武装集 団のうちの1人が手りゅう弾を住民側に投げた後に自爆。住民らが救助のために集まった所で、3人が次々と自爆した。さらに27日午後10時ごろ、早朝の事 件の犠牲者の葬儀の準備が行われていた教会付近で4件の自爆テロが相次いだ。

 レバノンは1980年代に内戦が続き、その後もイスラエルとの紛争などがあった影響で、住民が自衛のために銃などを所持しているケースが多い。

 シリア内戦を巡って、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラはアサド政権側として参戦している。そのため近年はレバノンのシーア派居住区でもISなどのテロが起きているが、キリスト教徒が標的になるのは珍しい。