新華社通信によりますと、習氏は先月30日、国家安全保障委員会の会合で「我々が現在直面する安全保障上の問題は、格段に複雑かつ困難なものとなっている」と述べました。
その上で習氏は、現実主義に即して最悪のシナリオを想定しなくてはならないと指摘し、「大きな試練に耐える準備を整える必要がある」と述べました。
具体的には、安全保障能力の最新化の加速やリスク監視・早期警戒システムの構築、安全保障教育やデータ管理の質の向上などを挙げました。
習氏は「包括的国家安全保障」を掲げ、安全保障の概念を経済、文化、エコロジー、サイバースペースの分野にまで広げています。その一環たして、反テロリズム、反スパイ、サイバーセキュリティー、外国の非政府組織、国家諜報およびデータセキュリティーに関する一連の法案の整備も進めています。
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