イエメン南部の主要都市アデンで29日、政府軍の施設に爆弾を積んだ車が突っ込み、大きな爆発が起きました。ハディ政権が運営するメディアによりますと、爆発が起きた当時は、軍への入隊希望者が大勢集まっていたということで、少なくとも50人が殉教し、120人が負傷をしたということです。
過激派組織ISは、爆発のあと、インターネット上に自爆攻撃を行ったとする男の写真を掲載し、「ISの戦士による軍の施設を狙った殉教攻撃で60人を殺害した」などと犯行を認める声明を出しました。
内戦状態が続くイエメンでは、南部を拠点にするハディ政権と、首都サヌアを含む北部の広い範囲を掌握する反体制派による和平協議が今月中断し、双方による戦闘が激しくなっています。こうした混乱の隙をついて、ISや国際テロ組織アルカイダ系の過激派組織が活動を活発化させていて、今後、さらなる犠牲者の増加が懸念されています。
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