世界中のイスラーム教徒は、この1ヶ月間ファジル(黎明、日の出前)のアザーン(礼拝への呼びかけ)から
マグリブ(日没後)のアザーンまで、神へのお近づきを願い神の命に従って断食を行います。
マグリブ(日没)のアザーンが聞こえると、楽しいイフタール(断食明けの食事)の時間です。
「断食」と聴くと、私達日本人にとっては苦行のように思われがちですが
世界の多くのイスラーム教徒はこの月の到来を心待ちにしています。
なぜなら、彼らはラマダン月の素晴らしさに目を向けるからです。
ラマダンの光り輝く4つの特徴
① 「向こう一年間の人間の幸福と不幸の運命が決定し、定められる」という意味での 一年の始まり
② 神に招待された客人である
③ 神のお赦し
④ 地獄の火からの免れ
このラマダン月のすべての特性と利点を見てると、それが偉大な祝福、数え切れないほどの恩恵の根であることがわかります。
この月、信者たちに与えられる壮麗で壮大な物質的また精神的な祝福は数え切れません。
ラマダンに関する聖預言者ムハンマド(ص)伝承
لَو یَعلَمُ العِبادُ ما فى رَمَضانَ ، لَتَمَنَّت أن یَکُونَ رَمَضانُ سَنَةً ؛
もし人が、このラマダン月にあるもの(恩恵とその影響)を知るならば、ラマダンが1年間であることを望むであろう。
断食を行うことの効果
① 罪を犯すことを抑止する力となる
② 欲望を抑止する力の強化
③ 心身を清める
④ 忍耐力が身に付く
⑤ 満足を得られる
⑥ 貧しい人々へのおもいやりがうまれる
⑦ 規律、規則正しさが身につく
など
実際、断食による効果は医学的にも証明されています。
この月においては息をすることにも報奨があり、寝ているときにでさえも報奨があります。また善行には何倍、何十倍もの報奨があり、そして何よりもライラトゥル・カドル(みいつの夜)の恩恵があります。

ラマダンの徳は「みいつの夜」にある
神はその夜、イスラーム教徒たちのために、その善行に対する報奨を重々倍増にして下さいます。
クルアーンの中ではその夜について、「運命の夜、千月に勝る、クルアーンが啓示された、すべての天使たちが下る、健康で慈悲にあふれた、反逆と悪魔の狡猾から守られた」と記されています。
しかしこの夜の名の重要な特徴は、この夜
「向こう一年間の人間の幸福と不幸の運命が決定し、定められる」というものです。
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もし信者が、断食を破った場合その1日につきカッファーラ(償い)を出すか、
60日間の断食を行ってつぐなうか、60人の貧しい人々に食事を与えなければなりません。
飲酒などの非合法なものによって破る場合は、3つの償いすべてをしなければなりません。
断食が免除されるケース
① 断食が悪影響を与える病人
② 高年齢、あるいは病弱のために断食の出来ない人
③ 妊娠中の女性、あるいは幼児を保育していて断食がある女性、あるいは幼児に悪影響を与える女性
これらの場合も、その条件がなくなった場合には埋め合わせの断食を行わなければならない。