23 4月 2025 - 23:26
Source: Parstoday
イスラエルによるアクサー・モスク爆破計画:エジプト人専門家「イスラム教徒の義務はイスラム圏領土の防衛」

イスラエル軍がAIを使ってエルサレムのアクサー・モスクを爆破する衝撃的な動画を作成しました。

 イスラエル軍は自らのプロパガンダ媒体を通じて、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムのアクサー・モスクを爆破し、その跡地にユダヤ教施設を建設するという衝撃的なAI生成動画を公開しました。

アクサー・モスクをめぐっては、過去1週間で数千人のシオニスト入植者がモスク境内を襲撃しており、これらは紛争の進展における危険な変化を象徴する出来事となっています。

この点に関し、エジプト政府は20日、過激派シオニスト組織によるアクサー・モスクおよび岩のドームの爆破という挑発的な要求を非難しました。エジプト外務省は公式声明で、世界中の数百万人ものイスラム教徒の感情を公然と逆なでする、これらの過激な要求を強く非難しています。

エジプト外務省はこの声明において国際社会に対し、国際法に反するイスラエルのこうした行為を止めさせるべく直ちに行動を起こすよう求めました。

エジプト紙「アル・シャアブ」のアナリスト兼編集者を務めるマジディ・アハメド・フセイン氏は、アクサー・モスクと岩のドームを爆破するというシオニストの挑発的な妄想に言及し、「我々は大きな戦いの真っ只中にいる」と語りました。

また、「近年ではイスラムに対する攻撃が激化している」とし、「イスラム教徒の第一の義務はイスラム圏の領土を守ることだ」としました。

一方、エジプトの元外交官ファウズィ・アル=アシュマウィ氏は、「イスラエルの存在は戦争、破壊、流血をベースにしている」とし、「国際社会の介入はシオニストの攻撃と脅威を止めるのには不十分であり、それによりシオニストは益々図に乗り、アクサー・モスクの爆破を呼び掛けている」との見方を示しました。

シオニストが聖地ベイトルモガッダス・エルサレムおよびアクサー・モスクに対し覇権主義的な行動に出たのと同時期に、ユネスコ国連教育科学文化機関は2016年、ユダヤ人と聖地、特にアクサー・モスクとの歴史、宗教、文化面での一切のつながりを否定し、このモスクをイスラム教徒の聖地とみなす決議を採択していました。

イスラム教徒にとって最初の礼拝方向・キブラとなった、アクサー・モスクを有する聖地はパレスチナの不可分な一部であり、最も重要なイスラムの3大聖地の1つと考えられています。

なお、この聖地は1967年以来イスラエルの占領下におかれています。

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