23 4月 2025 - 23:25
Source: Parstoday
在ウィーン国際機関ロシア常駐代表「交渉におけるイランの立場は明確だが、米国はそうではない」/IAEA事務局長「平和は協議の成功にかかっている」:核協議関連ニュース

在オーストリア・ウィーン国際機関ロシア常駐代表のミハイル・ウリヤノフ氏は、「イランとの核交渉における米国の立場は明瞭ではない」と語りました。

 核をめぐるイランとアメリカの協議は2週間前に始まり、協議担当者らはオマーンの仲介ですでに2回にわたり間接的な会合を行っています。この会談は、イランのアラーグチー外相とアメリカの西アジア担当大統領特使スティーブ・ウィトコフ氏の間で、今月26日に続けられる予定です。

ウリヤノフ常駐代表は23日、イランのペゼシュキヤーン大統領の発言に言及し、「イランの立場は明確だ。だが残念ながら、アメリカの立場についてはそうは言えない」とし、「待つ必要はあるが、我々は長く待つことはできない」と述べました。

イラン外相「対米交渉は順調に進展」「我々は慎重ながらも楽観的」

中国・北京を訪れたイランのアラーグチー外相は23日、今月26日に予定されている米国との3回目の間接協議の見通しについて、「協議は正しい方向に進んでいるが、判断するにはまだ時期尚早だ。我々は慎重ながらも状況を楽観視している」と語りました。また、「アメリカ側が建設的なアプローチを継続し、非現実的で無理な要求をしなければ、最終的に我々は良好な合意に到達できると確信している」と強調しました。

IAEA事務局長、米・イラン協議を楽観視

この点に関して、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は22日、米シンクタンク「外交問題評議会」の会合において、イランと米国による間接交渉について楽観的な見方を示しました。グロッシ氏は、「私はイランの核問題をめぐる同国とアメリカの協議について、慎重ながらも楽観視している。両国の協議団は、西アジアと世界の平和が両国間の交渉の成功にかかっていることを認識する必要がある」と述べました。

AP通信「イランと米国の核交渉は急速に進展」

AP通信も「イランとアメリカによる核協議が専門家レベルと見なされる段階に達した」と指摘し、これを交渉の急速な進展の兆候と見なしています。

イラン国会議員「両国は協議プロセスに満足」

イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のアボルファズル・ゾフレヴァンド委員も、イランと米国による最近の協議について、「現在、双方とも交渉のプロセスに満足している」と語りました。

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