マクロン大統領はトランプ大統領の発言に反応してすぐに割って入り、トランプ氏の肘に手を置いて「そのようなことはない。欧州がウクライナに提供した援助の60%は融資ではなく供与だった」と反論しました。この応酬は記者団らの目の前で行われました。
ロシア国連大使「欧州はウクライナ紛争の継続を望む」
ロシアのネベンジャ国連大使は25日、「ウクライナ戦争の継続を望み、その終結に全力で反対しているのは国際舞台では欧州だけだ」と語りました。
マクロン仏大統領「ロシアは侵略者」
一方、マクロン仏大統領は24日、自身のXへの投稿で、ロシアをウクライナ戦争における「侵略者」だとして非難し、西側諸国の「揺るぎない対ウクライナ支援は今後も続くだろう」と記しました。
フィンランド大統領「ロシアの勝利は米の敗北を意味する」
フィンランドのアレクサンダー・ストゥブ大統領は24日、訪問先のウクライナ首都キエフで「ロシアがウクライナ戦争に勝利すれば米国が敗者となるだろう」「ウクライナでの戦争は、同国の独立、国家主権、領土保全のみならず、欧米諸国の指導部の安定にも関わる」と強調しました。
プーチン氏「欧州は露米交渉に干渉するな」
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ戦争終結をめぐる米国との2国間交渉について「ロシアと米国の信頼醸成のための交渉は、この2カ国だけに関わるものであり、欧州諸国はこれに干渉すべきではない」と語りました。
米大統領補佐官「ウクライナのNATO加盟は不可能」
一方、マイク・ウォルツ米国家安全保障担当大統領補佐官はFOXニュースのインタビューで、「我々はウクライナがNATOに加盟する状況は想定していない」と語りました。
ウクライナ大統領「独自の軍事同盟結成も」
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は首都キエフでの会合で、同国のNATO加盟が認められなければ、「ウクライナ版NATO」の創設を余儀なくされる可能性があるとしました。また「NATOが我々に対し門戸を閉ざしたままであれば、我々は自らNATOに相当するものを結成する以外に選択肢はなく、それは侵略を撃退できるほど強力な軍隊を保持することを意味している」としました。
