ABNA24 : ニューヨークポスト紙は全米小売業協会の話として、過去5年間で全米の小売店での窃盗被害が増加していることに触れ、「小売店での窃盗被害が最悪に達したのはコロナ流行下ではなく、コロナ前の2019年のものだった」と報じています。
この報道によりますと、全米の小売店での窃盗被害額は合計610億ドルにも上るとされています。
ちなみに、前年のこの数字は500億ドルでした。
注目すべき点として、2020年と2021年初頭にコロナ感染拡大阻止を目的としたロックダウンの実施により、全米各地の小売店での万引き・窃盗による被害額は大幅に減少しましたが、これは店舗の休業や時短営業などによるものだったことが挙げられます。
こうした中、現在では窃盗が再び増加傾向を示し、犯罪が増加しています。
全小売店のオーナーの約3分の2は、全米小売業協会に対し、店舗での強盗事件が増加していると述べています。
その一方で、アメリカ警察も窃盗犯に対する処罰が大幅に軽減されたことが、犯罪増加の原因とみています。
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