AhlulBayt News Agency (ABNA) ロイター通信によりますと、マレーシア保健省は11日水曜、声明を発表し、「マレーシア当局は現在、首都クアラルンプール近郊での宗教行事への参加が原因で新型コロナウイルスへの感染が疑われる、国内全域のおよそ5000人の市民を追跡中である」と発表しています。
この声明ではまた、追跡作業が始まったのは、隣国ブルネイで10日火曜に同国初の新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受けてのものである、とされています。
この感染者は53歳の男性で、先月27日から今月1日までモスク内でのその行事に参加していたということです。
マレーシアは11日、新たに20名の新型コロナウイルスへの感染者が出たことを明らかにし、これで同国での感染者の総数が149人に達したとしました。
インドネシア保健省も、同国内で初めての新型コロナウイルスによる死亡者が出たことを明らかにしています。