19 10月 2025 - 21:48
Source: ABNA
米国による中国「国家時間センター」へのサイバー攻撃

中国は、米国政府による北京の「国家時間センター」へのサイバー攻撃に関する「議論の余地のない証拠」を保有していると発表しました。

ABNA通信社がジャパンタイムズを引用して報じたところによると、中国国家安全省は声明で、米国を情報の窃盗と北京の「国家時間センター」への侵入で非難しました。

同省の公式WeChatアカウントで公開された声明によると、米国国家安全保障局(NSA)は2022年3月25日から、国家時間センター職員の一部の携帯電話モデルに存在する脆弱性を利用し、サイバー攻撃でデバイスに侵入し、中国の機密情報にアクセスすることを目的としていたとされています。これらの携帯電話ブランド名は言及されていません。

同省によると、この米国のスパイ機関は2023年4月18日から、盗み出したログイン情報を繰り返し利用して、中国国家時間センターのコンピューターに侵入したとのことです。

これらの非難は、近年、欧米諸国の政府や企業が、中国人ハッカーによる自国のコンピューターシステムへのサイバー攻撃を主張してきた相互の非難と、ワシントンと北京の間の貿易摩擦が激化している時期と同時に出てきました。

中国の国家時間センターは、同国北西部の西安市に位置し、中国科学院の監督下にある重要な研究機関の一つであり、同国の標準時間の調整、維持、公表を担当しています。

中国の国家安全当局は、これに関する調査により、攻撃元を隠すために世界中のプライベートサーバーが使用されたことが示されていると述べています。声明ではまた、北京がサイバー攻撃に対抗するために、このセンターで予防的な措置と対策を講じたことが強調されています。

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