バガーイー報道官は14日の記者会見で、12日にオマーンで行われたイラン・米の間接協議について「我々の目的は違法な制裁を解除させることだ」と述べました。
バガーイー氏は19日に予定されている2回目の協議場所については「まだ決まっていない」とし、協議方式についても「米国の強権的な物言いが予想される直接協議はイランにとって有益ではない。次回も間接協議になるだろう」と述べました。
また、イランが間接協議にこだわる理由について「制裁を続けながら交渉に臨むことは受け入れらない」として、米国の姿勢を批判しました。
IAEA事務局長がイラン訪問へ
バガーイー氏はこの日の会見で、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が今週中にもイランを訪問することで大筋で固まったと語りました。バガーイー氏はこれについて、「イランはIAEAを通じて原子力利用に関する権利を追求しており、今回のグロッシ氏の訪問もその枠組みにもとづくものだ」としました。
イラン外相がロシア訪問へ
また、イランのアラーグチー外相が今週後半にもロシアを訪問する予定であることが明かされました。バガーイー氏によれば、このロシア訪問では12日の対米協議の結果などが報告されるということです。
欧州による対イラン制裁
バガーイー氏はまた、欧州の対イラン政策についても「彼らは自らを人権について語ることのできる唯一の存在とみなすことで、他国について批評したり、制裁したりすることができると思い込んでいる」と語りました。
342/
Your Comment