アンサーロッラーのアブドゥルマリク・バドレディン・アル・フーシ事務局長は16日夜の演説で、イスラエルの支援国・アメリカによるイエメンへの攻撃続行に警告を発するとともに、「これらの攻撃への対応として米空母を狙い撃ちしたが、攻撃が続く場合はさらなる選択肢を検討する」と述べました。
アル・フーシ事務局長はまた、米国の対イエメン攻撃がイスラエルへの幇助を目的に行われていることを指摘し、「ガザに対する倫理的義務の放棄をイエメンに迫る行為は、その目的を達することはない」「イエメンは紛争激化をもって報復し、空母や軍艦の狙い撃ちにより、敵艦の航行を阻止して米国に対抗するだろう」と強調しました。
同じくアンサーロッラーの幹部の1人、ヘザム・アル・アサド氏も「我々は我が国の主権に対する攻撃を受け入れることはなく、米国民に対しトランプ氏に投票して彼を大統領を選んだことを後悔させるつもりだ」と語りました。
また、アンサーロッラーのアブドゥルサラム報道官も「米国によるイエメン侵略は、再び紅海を軍事化し、戦争状態へと転じさせるだろう」「今回の攻撃は、イスラエルによる残忍なガザ封鎖の続行を促すものだ」とするコメントを発表しました。
アンサーロッラーのアル・バヒティ政治局員も声明の中で、「我が国に対する米国の侵略には正当性がなく、我々は攻撃に対して攻撃で報復する」と強調しました。
イエメン軍は17日の声明で、「過去数時間で2度目となる米空母ハリー・トルーマンへの攻撃に成功し、イエメンへの空爆を阻止した」と表明しました。
また、イエメンの「9月26日通信(26 September Net)」は同日朝、同国首都サヌアおよび他の複数州で行われた米軍の空爆による殉教者と負傷者の数が47件増えて151人に増加したと報じています。
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