ハラーズィー氏は23日、レバノンのアルマヤーディーン・テレビのインタビューに応じ、米国やイスラエルといった敵がイラン国内で騒乱をもたらそうとしていることについて「こうした試みは(1979年の)イスラム革命初期からあり、そうした行為に対してイランが対処するのは自然なことだ。的確な報復を必要な時期に行う」と語りました。
その上で、「イランは体制転覆を目的とした米の手法を数多く経験してきた。イランの体制変更のためにイラクのサッダーム大統領を支援し、さらに経済制裁を加えるなどあらゆる敵対行為を試みてきた。しかしはっきりしたのは、そうした最大限の圧力政策が無残な敗北を喫したことだ」と述べました。
そして、そうした敵の試みに対抗するのは力であるとして、「イランは大きな能力を有している。敵もイランの潜在能力を知っている」と語りました。
シリア・アサド政権崩壊の理由
ハラーズィー氏はまた、シリア・アサド政権が崩壊したのを「米・イスラエルの共謀によるもの」とし、トルコなどの一部近隣諸国や勢力もシリアに浸透するために武装勢力に兵站支援や訓練を施していたとしました。
イランがシリアに駐留した理由
ハラーズィー氏は、アサド政権下でイランの革命防衛隊などの勢力がシリア国内に駐留していたことについて、「イランがアサド政権を支援していたのは、シリア国内のタクフィール派に抵抗するためだった。それはシリアのみならず、イラクやイランの安全保障にも直結した」と説明しました。
一方で、アサド政権崩壊後、新勢力がシリアの実権を握った後も、反イラン的な行動は見られないとし、「イランにとって重要なのはシリアの主権および領土保全」「今後もシリア新統治勢力の出方を注視していく」と語りました。
イスラエルがシリア領に侵攻した理由
また、アサド政権崩壊後の混乱に乗じてイスラエルがシリア領に侵攻・占領したことについては、「ネタニヤフ首相は1996年に、パレスチナ問題の解決はパレスチナ支持国家の転覆しかないと語っており、2002年には米議会でも同様の内容を口にしている。今起きていることは、まさにこうした戦略の実行であり、米国もそれを支援している」と語りました。