ライースィー大統領は22日水曜、テヘラン市内にあるパレスチナ現代美術館内でレバノン、イラク、パレスチナ、イエメンの各テレビ局のインタビューに答え、アクサーの嵐作戦やイスラエルによる戦争犯罪、アメリカの関与、シオニスト政権やその支援者に対するイスラム抵抗組織のイニシアチブ、世界的なパレスチナ支持、ガザの将来などについて語りました。
このインタビューの模様は上記のテレビ局で生中継されました。
国際通信イランプレスによりますと、ライースィー大統領はこのインタビューで、アクサーの嵐作戦で「イスラエルの威信が崩れた」とし、イスラエルが「軍事、治安、諜報面で敗北した」と述べました。
また、イスラエルがガザで女性や子供を虐殺していることで、「これまでにない世界的なイスラエル嫌悪が生まれた」とし、イスラエルはガザ占領やハマス排除といった自らの目標を達成できなかったとしました。
さらに、「パレスチナのこれまでの出来事を無視してアクサーの嵐作戦を分析するのは間違いだ。パレスチナ人は度重なる圧政を受けて忍耐を失った」とし、「(聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにある)アクサー・モスクへの冒涜やシオニストらによるパレスチナ市民の虐殺が、今回の作戦につながった」と述べました。
ライースィー大統領はその上で、「家を奪われ、家族を殺害・拘束され、土地を荒らされている国民は、人間としても、イスラムとしても、国際法としても、どのような理屈でもってしても自衛権を有している」と述べました。
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