6 8月 2019 - 09:20
日本人初のペルシャ文学者(日本語のナレーション付)

日本人初のペルシャ文学者として知られる岡田恵美子名誉教授は、およそ50年前にイランに留学しました。

(ABNA24.com) 日本人初のペルシャ文学者として知られる岡田恵美子名誉教授は、およそ50年前にイランに留学しました。

岡田教授は、テヘラン大学で修士課程と博士課程を修了後、日本に帰国し、ペルシャ語・ペルシャ文学の分野で多大な活動を行い、東京外国語大学ペルシャ語学科を創設し、イランに関する価値ある文献を執筆するなど、輝かしい業績を残しています。

岡田教授は80歳を超える高齢ながら、今春に「言葉の国イランと私」という著作を出版し、注目を集めました。

この著作について、岡田教授は次のように述べています。

「日本人はイランについてほとんど知らず、イランとイラクを同一の国だと混同している。このような事は好ましくない。イランとイラクは完全に異なり、イラン人はテロすら行っていない。自分はこのことを人々に伝えたかった。イラン人は、書籍に関心があるが、現代の日本人はそれほど書籍に関心を持っていない」

「自分は、イランを旅したときに機会を活用してイランイスラム革命の創始者ホメイニー師の家に赴いた。革命の主導はきわめて困難であったが、同師は革命を主導した。彼は非常に善良で力強い人間だった。私は同師の暮らしぶりについて知りたかった。ホメイニー師は、一般人と同じように非常に質素な生活をしていた。私が思うに、イラン人にとってホメイニー師はまだ生きているといえる」

ーあなたが最後に望むことは何か?

「私は多くを望まないが、イランに赴いてハーメネイー師に面会してみたい」

ペルシャ語及びペルシャ文学は何十年にもわたって、イランの国境を越えて全世界で注目されています。岡田名誉教授はその代表例でもあるのです。

(ルーヒーナー・マーヘルプールIRIB通信記者;東京より)



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