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source : Parstoday
月曜日

13日 11月 2023年

19:26:24
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イラン外務省報道官、「ガザ・シャファー病院への攻撃は国際社会が沈黙続けた結果」

イラン外務省報道官が、パレスチナ・ガザ地区にあるシャファー病院の写真を掲げ、「ガザ地区のアル・マムダニ病院への攻撃に対して世界が沈黙したことで、シオニスト政権イスラエルは益々大胆になり、シャファー病院を攻撃した」と語りました。

国際通信イランプレスによりますと、キャンアーニー・イラン外務省報道官は、13日月曜の定例記者会見で、「シオニスト政権イスラエルはガザ地区のシャファー病院を完全包囲し、銃撃している。だが、一方で世界中の病院の脇には警告標識が設置されている」と述べています。

また、「国際機関でアメリカの支援を受けているイスラエル政権が、言葉では言い尽くせない犯罪を引き起こしている中、世界はこの政権に立ち向かう責務がある」としました。

さらに、「我々は国連が戦争を止める義務を果たすよう望んでいる」と語っています。

そして、アメリカ政府の取る立場に関しても、「アメリカは世論の歪曲を狙っており、イランに対して事実無根の非難を続けている。我々は、地域の抵抗勢力がイランからの命令を受けず、あくまでも彼ら自身の利益に基づいて行動をとっていると何度も表明してきた」と述べました。

続けて、「我が国は戦争拡大について繰り返し懸念を表明してきている。また、米国によるイスラエル支援が地域の緊張の増大につながる可能性があると言われているように、戦火の拡大を阻止できるのは封鎖解除と地域からの軍撤退以外にないが、それは完全にアメリカとイスラエルの行動に左右される」としています。

キャンアーニー報道官はまた、ガザ情勢をめぐるイランの外交上の優先事項についても説明し、「何よりもまず、戦争の停止とイスラエルの軍事行為の終結、封鎖の解除およびガザ包囲下の人々への人道支援の送付、そして、パレスチナ国民をガザ北部から追い出したりガザ地区外へ移動させようとするイスラエルの暴力的な政策に立ち向かうことが挙げられる」と語りました。

さらに、「民間でも、各階層のイラン国民が、自分たちこそパレスチナ国民に寄り添って彼らを支持し、シオニスト政権イスラエルがガザ住民に押し付けた戦争に反対していることを示した」と述べました。

そして最後に、「我が国は、世界でシオニスト政権の倫理が生み出している代償を、自国民の要求にもかかわらずシオニスト政権に加担して停戦を妨害しその時期がまだ来ていないと主張する国々の政府がより多く負うようにはかってきた。我々はこれからも、この道を歩み続け真剣に取り組んでいく」と結びました。