テヘランでは9日土曜、砂塵嵐対策をテーマとする国際会議が始まりました。同会議の目的は、砂塵嵐の発生する国々が抱える問題を調査し、この地球規模の問題に対して実践的な解決策を提示することにあります。
国際通信イランプレスによりますと、ライースィー大統領はテヘランで開催された今回の会議で、「砂塵嵐が頻繁に起きている原因の一つは間違いなく、正しくない誤った水資源利用にある」と述べました。
続けて、「先進諸国や自国の利益だけを見て産業を発展させようとする国々は、その行動により陸海を問わず土壌や水を脅かしている。これは、人類をも脅かす圧制である」と指摘しました。
また、「この問題に関しては、地域や国際的な機関も対策を講じている。しかし、先進諸国および、産業や軍事力だけを考える覇権主義の体制・国が（それらの機関で採択された）決議をどの程度守っているかを調査すべきだ」としました。
そして、「国連などでの環境関連の決議は、それが履行されると保証されなければならない。そうでなければ、権力も握る者たちが環境を危険にさらしていくだろう」と強調しました。
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