トランプ米大統領は今月8日にホワイトハウスで記者会見した際、「英国との新協定に基づき、英国は米国製品の通関手続きを『より迅速に』行うが、詳細はまだ確認する必要がある」と表明しました。ポリティコのウェブサイトは9日金曜、米英間の新たな貿易協定について取り上げています。
【ParsToday国際】ポリティコは「米英が発表して間もない新貿易協定が直面している根本的な課題は、どちらの国も協定の立役者であるトランプ米大統領を信頼していないことだ」と報じました。
この報道によれば、パブリック・ファーストとポリティコが先月実施した共同世論調査では、米英の成人の大多数が両国政府による合意成立を支持したものの、トランプ大統領が合意を堅持すると考えているのはイギリスでは回答者の3分の1未満、アメリカ人では44%に留まっていることが判明しています。
ポリティコはさらに、「この調査は、関税に対するトランプ大統領の挑発的なアプローチにより、他国における米国の信頼性の失墜ぶりに厳しい評価を下すとともに、新政権下でのその攻撃的なアプローチが長年の同盟国さえも最大の経済ライバルである中国を受け入れるよう駆り立てている、というホワイトハウスへの警告でもある」と報じました。
さらにこの報道によりますと、イギリスとの合意は、トランプ政権が今年7月8日までに締結しなければならない数十の合意の中で最も容易なものの一つだということです。それは、この合意が第1次トランプ政権時代以来、米国との貿易協定締結に努めてきた英国というパートナーとの間で成立したことが理由です。
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