米CNNによりますと、 米金融大手ゴールドマン・サックスは顧客に対し、ロシアとサウジが強気の供給削減策を撤回しない限り、原油価格が来年には1バレル=100ドル台に高騰する可能性があるとして警鐘を鳴らしました。
ゴールドマンは以前、去る4月に発表された日量170万バレルの減産のうち半分は来年1月に撤回されると予想していました。しかし今回、ゴールドマンは減産がさらに延長される可能性に言及しています。
OPEC石油輸出国機構及びそれ以外の産油国が結成するOPECプラスが今年の減産を来年末まで維持し、サウジの増産ペースが緩やかなものになるという強気のシナリオを想定した場合、来年12月には欧州産主要銘柄のブレント原油が1バレル=107ドルに上昇する公算が大きいということです。
ロシアとサウジが今週、減産などの措置を今年末まで延長すると発表したことを受け、世界の石油価格指標である北海ブレント原油は10カ月ぶりに1バレル91ドルを超えました。
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