ファールス通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は31日水曜、訪問先のロシア・モスクワにて同国のラブロフ外相との会談後、共同記者会見し、「イランは、ウクライナに関する自らの立場を、最高レベルにて明白に表明している」と述べています。
また、「ウクライナ問題においては、捕虜や人道上の問題の一部、さらには同国南部ザポリージャ原発の問題が注目されている」とし、「現状打開のためには、現在あるすべての可能性を駆使する必要がある」としました。
さらに、「イランは、平和的核エネルギーの問題における世界の主要勢力の1つとして、このザポリージャ原発とその周辺の安全を確立するためのあらゆる支援と協力の準備ができている」と語っています。
加えて、オーストリア・ウィーンでの制裁解除交渉にも触れ、イランがこの協議での恒久的な合意成立に向け本腰を入れていることに触れ、「アメリカが現実的に行動し、現在の草案をさらに強固なものにすれば、合意成立への道のりは遠くない」と述べました。
一方、ラブロフ外相もこの記者会見で、ロシアとして核合意復活を目指す最終文書の内容に完全に満足している、と語っています。
両外相はさらに、各分野での両国の協力拡大を協調しました。
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