ABNA24 : アミールアブドッラーヒヤーン外相は6日土曜、ラブロフ・ロシア外相との電話会談において、特に米以外の核合意署名5カ国との協議の開催時期をめぐり核合意調整官との間に成立した合意に触れ、「協議の進展には、欧米の相手側が過剰な要求や核合意を超えた要求の提起を回避し、建設的かつ客観的なアプローチを踏襲する必要がある」と述べています。
また、「協議に臨むイランの真摯な姿勢や、すべての関係国の責務完全履行復帰の必要性に、いささかの疑念も抱いてはならない」としました。
さらに、最近アメリカが新たに対イラン制裁を行使したことに触れ、「わが国は、相手側であるアメリカの意思への疑念は拭えないが、アメリカ側が自らの責務履行に完全に復帰し、またこれ以上の要求をしてこなければ、イランも自らの全責務の履行に復帰するだろう」と語っています。
そして、イランとIAEA国際原子力機関との建設的な協力に言及し、IAEA事務局長が政治的な立場をとらないことが必要であると強調し、「イランとして、IAEAとの技術的協力を続行する所存である」と述べました。
一方、ラブロフ外相もこの電話会談で、核合意復活の重要性を強調し、「すべての関係国、そしてアメリカは直ちに自らの責務履行に復帰すべきだ」としています。
続けて、「ロシア政府は常に、核合意に対するアメリカの破壊行為の停止の必要性を強調している」と語りました。
なお、この電話会談にて両外相は今後の冬の到来に注目しての、アフガニスタンへの人道支援物資の移送の必要性に関して合意するとともに、アフガンでの包括的政権の樹立の重要性を強調しました。
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