13 5月 2025 - 23:01
Source: Parstoday
米国際政治学者「対イラン戦争を求めるならトランプ氏は愚者」

アメリカの著名な国際政治学者、ジョン・ジョセフ・ミアシャイマー氏は「トランプ米大統領がイランとの対立を求めていることは1つの愚行となるだろう」と語りました。

 国際関係におけるリアリズムに立った著名な専門家かつ思想家の一人で、米シカゴ大学で教鞭をとるミアシャイマー氏は、あるインタビューで、イランに対するトランプ米大統領の脅迫に触れ、同大統領を「愚者」だとしました。

ミアシャイマー氏はトランプ大統領の発言および、「合意不成立の場合はイランを爆撃したい」とする同大統領の発言などについて「トランプ氏は毎日、新たに矛盾した発言を提起している。言葉を変えることは造作もないことで、トランプ氏は簡単に言葉をくるくる変える。彼の発言を過大評価すべきではない」と語りました。

続けて、「トランプ氏は、イスラエルとアメリカの観点からみて、イランを爆撃するか、それとも同国と合意するかの2つしか選択肢はないと思い込んでいるのだろう。だが彼は、イランを爆撃するつもりなどない。もしそのような決断を下すなら、彼は愚者以外の何者でもない。イランに対抗する行動はいずれも世界経済、西アジア地域、そして世界の安全保障状況に甚大な影響を及ぼすだろう。イランを攻撃することは大きな誤りだ。結論として、トランプ氏はイランとの合意を目指すべきである」と述べました。

そして、「トランプ大統領は、2018年に離脱した核合意に類似した、しかしより制限の強い合意を目指すもしれない」との見方を示しました。

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