Main Title

source : parstoday
土曜日

29日 5月 2021年

13:24:30
1145457

米議会襲撃事件めぐる政党間対立が継続

アメリカで、今年1月に起きたトランプ前大統領支持者による連邦議会襲撃事件の調査をめぐり、政党間の対立が依然として続いています。

ABNA24 : 米上院の共和党議員らは、今年1月6日に起きた議会襲撃事件を調査するための独立委員会設置法案の可決に反対しました。

この法案は、抗議者らに警備体制をくぐり抜けてペロシ下院議長の執務室までの侵入を許す原因となった、情報面や安全保障面での不備について、詳細な調査を行うことを求めていました。

さらに、トランプ前大統領がこの事件で担った役割についても、完全なかたちで調査対象とすることを求めていました。

連邦議会が大統領選挙の選挙人集計を行っている最中にトランプ支持者により襲撃された事件では、5人が死亡しました。

米ワシントンポスト紙は、28日金曜に行われた票決について「今年1月6日の襲撃に関する独立調査実施をめぐる二大政党の努力に対しての致命的な打撃」になったと指摘しています。

可決に賛成60票が必要だったこの法案は、共和党議員らがその可決を妨害するために「議事妨害」という名の欺瞞に訴えることができたため、賛成が54票にとどまり否決されました。

共和党議員らは、この法案の提出がトランプ氏の信頼性に打撃を与えてこの先の中間選挙で勝利するチャンスを増やそうとする民主党議員らの戦略によるものだと考えている、と言われています。

米下院は先週、委員会設置を求めるこの法案を可決しました。しかし法律として成立するためには、上院でも可決される必要がありました。

342/