19 7月 2020 - 15:23
米NIH所長、「ファウチ氏の更迭迫られても拒否」 

米国立衛生研究所(NIH)のコリンズ所長は19日日曜までに、部下にも当たる国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長について、仮に更迭を命じられたとしても応じないとの考えを改めて示しました。

ABNA24: 米CNNによりますと、コリンズ所長はファウチ博士について、「『米国の宝』であり、地球上の誰よりも感染症について知見がある」と称賛し、50年を超すキャリアを持ち、うち35年は国立衛生研究所で感染症対策を率いてきたとして、「誰もこの業績には及ばない」と強調しました。

コリンズ所長はまた、トランプ政権の新型コロナウイルス対策チームの中心となっているファウチ所長の信用を、複数の政権当局者が失墜させようと試みたという情報について、その理由は見当がつかないとし、トランプ大統領が先週、ファウチ所長とは良好な関係にあり、事態の沈静化が続くことへの期待を示した発言を歓迎しました。

トランプ大統領は最近、ツイッターで「#ファウチ解任」とのハッシュタグを付けた投稿内容をリツイートし、政権がファウチ所長の排除に動きかねないとの懸念を招いています。ファウチ所長は連邦政府の公務員であり、大統領に解任出来る権限はないとされています。

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