EUは、核合意の維持を主張する一方で8日火曜、2016年のイラン核合意実施以来初めて、対イラン制裁を行使しました。
今回の制裁は、デンマークがイランに対し提起した主張を根拠に実施されたものです。
デンマークは昨年10月30日、確固たる証拠を提示しないまま、イランがデンマークでのテロ攻撃を計画したとして非難しました。一方、イランは断固としてこの主張を否定しています。
シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相は最近、「デンマークによるイラン陰謀疑惑事件には、イスラエルが直接関与していた」と公言しています。
ガーセミー報道官はまた9日水曜、「EUの対イラン制裁行使は、テロとの戦いにおけるヨーロッパ諸国の不誠実さを示すものだ」とし、「EUは、イランの反体制派組織MKOモナーフェギンや、アルアフワーズィーヤといったテロ組織や犯罪組織を制裁対象とせずに、逆に支持している」と述べました。
さらに、「イランは地域におけるテロ対策を牽引しており、ヨーロッパの安全はこれに負うものだ」としています。
ガーセミー報道官はまた、「イランは、EUのこうした行動に対する対抗措置、回答として、それに必要とされる対策を講じるだろう」と語りました。
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