4 11月 2017 - 16:46
イラン全国で、「覇権主義体制との闘争の日」に因んだ行進

テヘランをはじめとするイランの各都市で、数百万人の児童・生徒・学生やそのほかの国民が参加し、イラン暦アーバーン月13日の毎年恒例の行進が行われました。

イラン暦アーバーン月に当たる4日土曜は、イランでは「生徒の日」、そして「覇権主義体制との闘争の日」に制定されています。

1979年11月4日、イランのイスラム革命に対するアメリカの数多くの陰謀を実行する拠点、すなわちスパイの巣窟とされていた、テヘランのアメリカ大使館をイラン人学生らが占拠しました。

この日に因んだデモ行進は4日朝、テヘラン市内に残されている旧アメリカ大使館の建物の前のほか、イラン全国の市町村で実施されています。

このデモの参加者は、「アメリカに死を」、「イスラエルに死を」のスローガンを唱え、国際的な覇権主義者に対する怒りを表明しました。



今回のデモ行進では、イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が演説を行っています。



 

シャムハーニー書記は、「アメリカは、他の国の国民に対抗するよりも、イラン国民に対してより多くの敗北を喫している。イラン国民は、世界で最もアメリカに屈辱を与えた国民である」と語りました。

また、「イラン国民に対するアメリカの敵対行為の数々は今なお続いており、アメリカはイランに対する内政干渉や悪事から手を引くことはないだろう」と述べています。



 

また、このデモ行進の終了に当たり、世界の覇権主義者への抵抗の日に因んだ終了声明が読み上げられました。

この声明では、イラン国民や、同国のイスラム革命防衛隊に対するアメリカ大統領の侮辱的な発言、そしてペルシャ湾でアラビア湾という誤った呼称を使っていることが非難されました。なお、今回のデモ行進に当たり3500人以上の報道陣が取材を行っ

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