5 6月 2025 - 14:50
Source: Parstoday
イスラエル議員「ネタニヤフ首相就任以来、犯罪が130%増加」

イスラエル議会・クネセトの議員が、イスラエル第12チャンネルTVとのインタビューで、ガザ戦争におけるイスラエル軍の惨敗を認めました。

 イスラエル最大野党「イェシュ・アティッド」所属のヨアヴ・セガロヴィッチ議員は3日、イスラエル第12チャンネルのインタビューにおいて、イスラエル占領地内の犯罪統計とガザ戦争との関連について語りました。

セガロヴィッチ議員はここ数カ月の犯罪率の上昇に強く反応し、その原因は「ネタニヤフ首相とベン・グヴィル内務治安大臣にある」「ネタニヤフ首相がベン・グヴィル氏を治安相に選んだことで、無能な人物や元犯罪者の閣僚任命が日常茶飯事となった」などと痛烈に非難しました。

元イスラエル内務治安次官を務めたセガロヴィッチ氏は、ベン・グヴィル治安相の行動を批判し、「今年に入ってから100人以上が殺害され、先週だけでも深刻な暴力事件が数件発生した」と述べました。

また「暴力と闘うのは政府の責務だ」とし、「ネタニヤフ首相が就任して以来、イスラエル国内では犯罪が130%増加しており、これは政府の甚だしい失策・大失態を物語っている」と語りました。

セガロヴィッチ氏によると、ネタニヤフ氏が首相に就任した直後の2023年初頭から犯罪率は大幅に上昇し、2022年には106件だったのが、2023年には244件、2024年には237件の殺人事件が発生したということです。

同氏はその上で、ベン・グヴィル治安相の更迭を求め、治安機関に適切な人物を任命すること、またこの組織と占領地在住アラブ人コミュニティとの間で適切なコミュニケーションを図ることを求めました。

セガロヴィッチ氏は、ベン・グヴィル氏について「人種差別主義者が閣僚という役職に就いた場合、この選択の結果と情勢不安の増大に誰も驚いてはならない」と語りました。

イスラエル軍兵士、抵抗勢力の待ち伏せ攻撃で負傷

イスラエルメディアによると、ガザ市東部のハヤ・アル・シュジャイヤ地区で発生した抵抗勢力の待ち伏せ攻撃で、イスラエル軍兵士数名が負傷したと報じました。

それによると、負傷した兵士をガザから退避させるためヘリコプターが現場に派遣されたということです。

また、イスラエル軍は3日、歩兵旅団「ガファティ旅団」の兵士3人がガザ地区北部で死亡した他、2人が負傷したと発表しました。

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