スペインのメディアは3日、同国政府が2億5000万ユーロ超に上る対イスラエル武器契約を破棄したと報じました。
スペインが今回破棄したイスラエルとの武器契約は、大砲168門と対戦車ミサイル1680発の製造を目的としたものでした。
スペイン政府は、イスラエルの軍事産業に対する技術的依存を減らし、同政権の技術への依存を終結させる計画を策定しました。
スペインのペドロ・サンチェス首相は以前、EU諸国に対しイスラエルとのパートナーシップ協定の停止および、同政権への武器輸出の禁止を求めていました。
欧州理事会議長:「ガザ状況は今なお壊滅的」
欧州理事会のアントニオ・コスタ議長は3日、エジプトのシシ大統領との電話会談で、「イスラエルによる戦争の継続によりガザの現状は壊滅的である」と語りました。
また、「我々はイスラエルに対し、パレスチナ市民に対する全面的な人道封鎖を解除し、軍事作戦を停止するよう求める」と述べたものの、イスラエルによる犯罪とパレスチナ人虐殺を非難することは控えました。
欧州諸国はパレスチナ人虐殺において、米国に次いでイスラエルを最も強く支持しています。その証拠に、ドイツだけでガザでの虐殺に使用されているイスラエルの武器の30%を供給しているのが現状です。
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