ペゼシュキヤーン大統領は、イラン・イスラム共和国の偉大なる創始者ルーホッラー・ホメイニー師の36回目の命日を控えた3日、ホメイニー師を敬愛し信奉する人々と共に哀悼の意を表し、「偉大なる指導者の命日を記念するこの日は、自らの行動や生き方、そして導きの言葉によってイラン国民を尊厳と誇りへと導いた、今は亡き人物を追憶させる」と述べました。
ペゼシュキヤーン大統領は、抑圧と暴虐に立ち向かうというホメイニー師の戦略的メッセージに言及し、「ホメイニー師は『我々はできる』というスローガンを掲げ、社会に独立、尊厳、そして抵抗の道をもたらし、いかなる権力にも屈しない国民を作り上げた」としました。
また、「ホメイニー師の墓廟に人々が集結していることは、1979年のイスラム革命の理念に対する盟約の継続と忠誠の証である」とし、「多くの人々が遠方から訪れ、ホメイニー師の名を唱え、この聖なる地でホメイニー師との盟約を新たにし、この偉人の示した道を歩み続け、そこから逸脱しないよう努めている」と語りました。
さらに、ホメイニー師の遺言が「イスラム共同体にとっての戦略的文書である」とし、「この偉人が遺言として我々に残したものは、まさに崇高なる神がコーランの中でイスラム教徒に奨励した内容であり、イスラムの預言者も明確に命じた内容である」と述べました。
そして、「この遺言の内容は、シーア派初代イマーム・アリーや他の無謬なイマームたちが信奉者らに推奨してきた道と同じであり、ホメイニー師の願望が成就され、彼の文言と指導が守られるならば、いかなる勢力も我が国や他のイスラム教徒を屈服させることはできないだろう」と強調しました。
続けて、ホメイニー師の遺言が理知と正義を重視した内容であることを強調し、「我々が信仰するイスラム教は、理性、正義、公正さの宗教である。この偉人の遺言には、そのような勧告が数十、数百も含まれており、いずれも邪悪で独裁的、かつ抑圧的な政府に反対するものである」と語りました。
加えて、「ホメイニー師はまた、直接的な神の道は西側あるいは東側陣営のいずれでもないと強調している他、イスラム教と宗教による統治を確立すべく、現在および未来の世代が国内外の植民地主義者の影響に警戒し、革命の勝利の秘密であるこの聖なる動機の弱体化を回避するよう推奨している」としました。
続けて、イラン国内で分裂と騒乱を引き起こそうとする敵の試みについて、「今日、アメリカ、シオニスト政権イスラエル、そして彼らの手先や追随者どもは、イラン国内に不和分裂、情勢不安を起こそうとしており、それによって彼らの陰険な活動の下地を作っている。しかし、彼らが決して見れないであろうものは、イラン国民の継続的な統一と結束である」としました。
そして、この他にも人権擁護活動家のダブルスタンダードに言及し、「人権スローガンを叫ぶ人々は、我々に正義、自由、人間の尊厳に向かって進むよう訴える一方で、原子力、医療、農業、産業といった分野における科学、知識、進歩の達成を妨害している」と批判しました。
ペゼシュキヤーン大統領は最後に「そうした勢力は、イラン国民が自国の能力・可能性に依拠して問題解決できるという現実を受け入れない。彼らは、イランの科学技術資産のすべてが撤去されることを望んでいるが、何者にも隷属しない自由人であれば、そのような抑圧に屈することはないだろう」と結びました。
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