シリアの地中海沿いにあるジャブラとタルトゥスで23日、爆弾テロが相次ぎ、在英のシリア人権監視団によると少なくとも145人が殉教した。いずれもアサド政権が支配する地域。過激派組織「ダーイシュ(IS)」系のメディア「アマク通信」はIS戦闘員が攻撃を実行したと報じた。 ジャブラでは病院のある場所など4カ所が標的となり、97人が殺害された。タルトゥスではバス停を含む3カ所で爆発があり、48人が命を落とした。国営シリア・アラブ通信によれば、犠牲者の多くは女性や子供。実行犯は身に着けた爆弾や、爆発物を積んだ自動車を次々に爆発させた。殉教者はさらに増える恐れがある。 ジャブラやタルトゥスはアサド大統領の出身地に近い政権側の牙城。2011年の民主化要求運動に端を発した内戦下で情勢は比較的安定しており、これほどの事件が起きるのは異例だ。 アマク通信は、大統領が属する「(イスラム教)アラウィ派の人々が集まっているところを狙った」と主張している。 シリアでは最近、ロシア軍の支援を受けるアサド政権の部隊が対ISで攻勢を強め、3月下旬には中部の遺跡都市パルミラを奪還するなど戦果を上げていた。ISはこれに抵抗し、大規模テロを引き起こしたものとみられる。
23 5月 2016 - 14:50
News ID: 755893
シリアの地中海沿いにあるジャブラとタルトゥスで23日、爆弾テロが相次ぎ、在英のシリア人権監視団によると少なくとも145人が殉教した。いずれもアサド政権が支配する地域。過激派組織「ダーイシュ(IS)」系のメディア「アマク通信」はIS戦闘員が攻撃を実行したと報じた。