10 4月 2025 - 19:48
Source: Parstoday
イラン産原油の公式価格が発表/中国がイラン産原油の輸入を継続

イラン産原油の中国向け輸出が過去最高を記録しました。

 トランプ米政権は最近、イラン産原油を中国へ運ぶタンカー数隻に制裁を行使しました。しかし、米格付け会社のS&Pが6日に出した報告によると、先月のイランから中国への原油輸出量は191万バレルに達しました。

また、米調査会社のケプラーによると、中国の港湾ではトランプ政権による制裁行使後もイランからの原油の積み下ろしが行われており、3月の中国の原油総輸入量800万トンのうち少なくとも100万トンは、トランプ政権が制裁を行使した10隻のタンカーにより運ばれたものだったということです。また、これらのタンカーは以前、ロシアから原油を運んでいたとされています。

4月のイラン産原油の公式価格が発表

イラン国営石油会社は4月の同国産原油の公式価格を発表しました。それによると、北・西ヨーロッパ、南アフリカ向けでは北海ブレントよりも1.75ドル高い価格で取引されています。一方、重油は同じく北海ブレントより5セント安くなっています。

また、軽油はオマーン・ドバイ原油の価格より3.95ドル高く取引されています。

イラン石油相「OPECプラスの生産量維持は重要」

イランのパークネジャード石油相は6日、OPECプラス監督委員会のオンライン会合で、「現在の世界情勢は、米国による関税発動やサプライチェーンの変動、地政学的な緊張などによる不透明要素を多く抱えている」と述べました。その一方、「楽観的な要素もある」として、「OPECプラス監督委員会が組織の意思決定や生産量維持に果たす役割は、石油の生産者・消費者、ひいては世界経済にとってきわめて重要だ」と語りました

342/

Your Comment

You are replying to: .
captcha