イラン貿易開発機構のアフリカ局長代理を務めるモハンマド・レザー・サファリー氏は16日、「イランと東アフリカ、北アフリカを結ぶ航路は現在確立されており、我が国の船舶はタンザニア、ケニア、リビアの港に向けて航行・往来している」と述べました。
その上で、「アフリカ諸国はイランとの貿易において3つの基準で優遇措置を受けている。このうち特に、イランが大使館、貿易センター、商務参事官を置いている国が優遇され、これに基づきケニア、南アフリカ、アルジェリア、ナイジェリアが対イラン貿易での優遇国となっている」と述べました。
また、「アフリカから我が国に優先的に輸入される品目は鉱物、農産物、ダイヤモンドや金などの宝石であり、また石油化学製品、工具、機械類がイランからアフリカに優先的に輸出されている」と明らかにしました。
そして今後の展望について、「イラン国内の民間企業にアフリカ進出の基盤を作ることで、アフリカ市場のニーズに応えていくことができる」と述べました。
イランの経済成長率が3.7%を記録
イラン中央銀行のファルズィーン総裁は最近、バランスの取れた同国の持続可能な経済成長傾向に言及し、イラン暦今年(2024年3月21日~)の最初の9カ月で同国の経済成長率が3.7%を記録したことを明かしました。ファルズィーン氏はこの数字について「世界および他の地域諸国の平均経済成長率と比較しても好ましく、また納得のいく成長率である」とコメントしました。
OPECの産油量は今年2月に15万4000バレル増加・イランは3位を維持
OPEC・石油輸出国機構の最新報告によると、2月のOPEC加盟12カ国の産油量は日量15万4000バレル増加し、イランはその中で3位を維持しました。同月におけるイランの1日当たりの産油量は3万4000バレル増の330万8000バレルとなり、サウジアラビアとイラクに次ぐOPEC第3位の産油国としての地位を維持しました。
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